ステアリングコントローラー 予算別おすすめ SimuCubeを保有してる私が経験と偏見で選びます!

価格帯別 おすすめステアリングコントローラー選び!

こちらの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
ゆうとです。

これからレースゲームやシミュレーターを楽しむ上で
欠かせないのがステアリングコントローラーです。

・多すぎて何を選べば良いのかわからない(TOT)
・予算を決めてそれに合うハンコンを探したい!
という方に向けて
私の経験と感想と偏見を合わせまして記事に致しました。
私のハンコン経歴としては下記のとおりです。

「GTフォースPro」→「G27」→
「T500RS」→「SimuCube1」です。

王道メーカーFanatecの製品は
F1ステアリングポルシェステアリングのみ使用経験があります。

今回の記事では予算別という観点から

私が使用経験がない
ハンコンについても記事に掲載しています

その製品については大まかな特徴を参考にしていただき

実際に使用経験のある方のレビューを
実際に見たり、体験できる施設を
活用して決めていただければと思います。

初導入のあなたにおすすめ 5万円以下

始めてハンコンに興味を示したあなたには下記の3機種がおすすめです。

  1. Logicool G27(生産終了のため、基本中古となる)
    使用経験がある「G27」のレビューとアップグレードの記事を書きました!
  2. Logicool G29
    (G27の後継機だがシフターが別売となり物足りない感はあるが現役)
  3. スラストマスター T150
    (国内販売はないので並行輸入品を購入するしかない)

これらの機種はすべてギアドライブ方式となっていて
モーターの力を多数の「ギア」で伝える仕組みなっています。
「ハンドル」と「ペダル」がセットになっているので
初心者や初導入を検討してる方にぴったりです。

Logicool 「G27」


中でも使用経験があるG27は
ハンドル・3ペダル・シフターと3つのセットで販売しており
最もコストパフォーマンスが高く、現役時代はもちろん
現在でも多くの方が使用しているコントローラーになると思います。

ハンドル本体は上位機種に変更をしてもシフターやペダルは
MODを活用することで継続して使っている方も少なくありません。
私は今でもシフターにMODをつけ、ペダルも少し変更を加えて使用しています。
→興味があればこちらに詳細を記載しています。
「G27」のレビューとアップグレードの記事を書きました!

ただ、注意点としては2点あります。
・古い機種のため、中古品しか適正な値段の商品がないこと
PS4非対応であること(ツールを使うことで使用可能)
PCのみでの使用であれば今でも現役で使用できるモデルなので
非常におすすめです。

Logicool 「G29」


後続機の「G29」では内部構造のアップデート
ブレーキペダルバネの変更など変更がされました。
PS4でも使用もできるようになりました。
注意点としては
シフターが別売りになってしまったことと
G29と比べると値段も上がっているので
私の主観では高いなぁ~と思う製品ではあります。

スラストマスター「T150」

3つ目の「T150」ですが
上記の2点と大きく異る点がステアリングの最大回転角度です。
Logicoolの2点は900°までハンドルが回転しますが、こちらは1080°と3回転分まで回るので
実際のクルマと同じ回転角度を誇ります。

ペダルの質感が価格からするとチープですが
入門モデルで3回転する点は非常に魅力的です。

こちらもシフターは付属しません。
PS4で遊ぶ場合は同じスラストマスター製の
TH8Aが必要です。

私がもし、現行機の2つから選ぶとしたら何を選ぶか?

G27が無き今、G29・T150 のいずれかで
最初のハンコンを購入する選択を迫られたら
私はおそらく「T150」を選びます。

入門用で3回転ハンドルが回る楽しさドリフトで楽しみたい考えると思うでT150を購入していたと思います。

G27が同世代機として選択肢として選べるのであれば
実際に保有したことから

G27を最初に購入をしていることでしょう

すでに1台使ってるけど、上位機種が欲しくなってきたあなたへ10万円以下

今の環境を少しアップグレードしたい
最初の機種でも後悔のない機種にしたい
あなたにおすすめの機種はこちらです。

  1. T300RS or T500RS
    (大きな違いはあまりないので1つにまとめます)
  2. CSL DD

 

・スラストマスター 「T500RS,T300RS」


こちらは「スラストマスター」の製品です。

T500RS&T300RSのメリット

  1. ベルトドライブ式で静音で高トルク
    モーターにベルトをつないで
    トルクを伝えているので静音性に優れており
    ギアドライブに比べて強いトルクを出すことができます。さらに、強いモーターを使用することで回転する速度が速いです。

    なので、実際のクルマで起こる
    「セルフステア」(勝手にハンドルが戻る現象)が
    概ね再現できる性能を持っています。

    T500RSを始めて使った時は
    回転速度速すぎて軽く手を火傷しました笑


    G27・G29と比較するとハンドルの反力は約2倍

    そして、3倍くらいの速度でハンドルが回転してくれるので
    ドリフトなどで遊ぶ場合はすごくおすすめです

  2. 価格を考えると高品質のハンドルとペダルのセット
    実車に近いステアリングの大きさ(30cm)や

    オルガンペダル、吊り下げペダルに変更できるの剛性の高さなど性能を考慮した値段相応の設定になっています。

 

T500RS&T300RSのデメリット

  1. 本体が大きく、一般使用のハンドルコントローラーとしては大幅にトルクも増えているので、しっかりした
    机か市販のコクピットを準備して使用することをおすすめします。
  2. 長時間使用すると熱ダレを起こし
    冷却ファンが回りすごくうるさい

    また、パワーが少し落ちる。

    ドリフトやラリーシムを行うと爆音で
    ファンが回ります。

    パワーも落ちるみたいですが私が現役で使っていたときは筋肉が貧弱だったこともあり、まったく気になりませんでした笑

 

Fanatec CSL DD/DD PRO


こちらはハンコンの中ではハイブランドに
位置する「Fanatec」製のハンコンです。
そして、こちらの機種は2021年夏に販売を
開始した最新モデルのハンコンとなります。

最初に申し上げてしまうと
現時点で、最もコストパフォーマンスが良く
半永久的に使っていっても良いのでは?
というレベルの商品であると思っています。

※追記 2022/9/27
昨今、PCの仕様に現時点では限りますが

MOZAレーシングやSIMAGICといった
競合が現れてコスパの良いダイレクトドライブが
溢れています。

最も注目すべき点は
モーターの軸に直接ハンドルを装着する
「ダイレクトドライブ」という方式を
10万円未満の圧倒的安さで実現した事です。

ダイレクトドライブ式のハンコンは
この後、紹介する「SimuCube」という商品が
先駆けとなりますが、海外からの輸入でしか
主に入手先がなく最低でも15万円くらいは
予算を工面しておかないといけませんでした。

しかし、「CSL DD」によって現状のハンコン選びを
劇的に変化させてしまったと言っても良いと思います。

注目すべき点は
PS4やXboxなどのコンシューマーゲーム機も
視野に入れた汎用性の高さです。

現状はPS4/PS5非対応ですがグランツーリスモ7の開発者である
山内さんがグランツーリスモ開発の記事で
「Fanatec製品の精度は素晴らしい」と性能を公言し
公式にFanatecもグランツーリスモの開発会社である
ポリフォニー・デジタルとの共同開発を公式発表したことから見ても
今後の製品アップデートやオプション製品の販売を通して
PS4/PS5対応品モデルとして登場する事が予測されます。

※追記 DDProの登場に実質より対応しました。
注意点はDDProでなれけばPS4/PS5で使用不可です。

 

 

この商品が今までのものと圧倒的に異なる点

  1. ダイレクトドライブ式のため高トルクである事
    6Nmのトルクを標準で出すことができ
    オプションの電源ユニットで8Nmまで対応しています。
  2. 体感としては2Nm~4Nm未満トルクを出せる段階で
    現行車のパワステくらいの重さです。

    参考までにG27が2.2Nm,T300RSが3.9Nm

    一般車のパワステは5Nm未満と考えて
    もらっても概ね大丈夫です。

    なので非常に強いトルクを発生させる事が
    できるのがわかると思います。

  3. モーターの軸に直接ステアリングを取り付ける事によって
    回転速度が速く、セルフステアが正確に当たります。

 なぜならこのダイレクトドライブに使われるような
モーターの本来の用途は主に工場機械の回転部分に使われています。

 ベルトコンベアーとか重機や機械の駆動部分です。

 参考資料

 なので、反応速度や回転速度が正確で
 ズレや遊びもないので正確な反応が伝わってきます。

CSL DDのメリット

  1. コンシューマーゲーム機器にも対応した互換性モードがある
    Fanatecは大手メーカーなのでしっかり
    PlayStationやXboxユーザーのことも考えて設計されています。

    互換性モードを使用してPC以外でも使えるのが特徴です。
    現時点ではXboxのみとなりますが
    今後はGT7発売までにはPS4・PS5への対応をしてくるはずです。

  2. 本体がコンパクト
    無駄なベルトやギアが存在しないため本体がすごくコンパクトです。

    本体が小さいことによって固定がしやすくなり、モニターをステアリングに
    近づやすくなるのでしっかりした
    ポジションで楽しむことができるようになります。

    ただ、その分本体重量はめちゃめちゃ重たいので
    しっかりしたコクピットを購入・製作が必要です。

 

CSL DDのデメリット

  1. 怪我を防止するためにも、コクピットが必須
    T500RS以上のトルクを出す製品には必ずと言ってよいほど
    コクピットが必要になってきます。

    更に「CSL DD」の場合は本体重量が「6.85kg」なので単純に重たいです。
    本体が小さいので、重量感はもっと重たく感じると思います。
    これがプレイ中に足に落ちたら大怪我しますので、しっかりした固定をする必要があります。

  2. モーターのみなので別途ステアリングとペダルは用意しないといけない
    Fanatec製品に興味を持っても手を出しづらい点がここにあります

    ステアリング・ペダルは別途要ししないといけないのであなたがもし

    初導入として検討しているのであれば
    Fanatec 最安値構成でもこれだけかかります。

・CSL DD 5.0万~7万(Boost kit 込)

・CSL Pedal  1.0万

・WRCかマクラーレンステアリング  2.5万
合計金額 7.5万 となってしまいます。

 

やはり、最初の導入としては難しいと感じたので
この2つ目のハンコンカテゴリとしておすすめをしました。

 

実際に最新モデルということもあリ買い替えで
アップグレードしているユーザーが多いです。

(レビューをするために更に上位機種を持ってるけど買ってみた!)
というありがたい先輩の方々も
いらっしゃいますので
レビューを参考にしましょう

 

最高の環境と楽しさを求めるあなたへ10万円以上

最高峰のハンコン環境に興味を持ってしまったあなたは
しっかり沼にレーシングシミュレーターの沼に
ハマってしまっています笑
そんなあなたにはこちらの2つです。

  1. SimuCube シリーズ
  2. Fanatec DD1 or DD2

 

・SimuCube シリーズ


ダイレクトドライブ式のハンコンの先駆けとなった商品です。
もともとクラウドファンディングが
きっかけで発売がされました。

私も現在
「SimuCube Small Mige 20Nm」愛用しています。

現在は会社も成長して精度を高め
「Simucube2」となりました。

Simucube2となってからは3種類のモデルになりました。
・Sports(17m)
・Pro(25Nm)
・Ultimate(32Nm)
主な違いは最大トルクの違いです。

この数値が大きいことで
実際のハンドルに掛かる負荷の強さが
現実と同等に再現されます。

同等に再現をしようとしても
今まではモーターのトルクの強さが弱く
再現はできませんでしたがこの
ダイレクトドライブ方式になったことで
再現ができるようになりました。

トルクの最大値が広がるメリット

CSLDDのところであえてこの話題はしませんでしたが
トルクの最大値が広がるメリットとして
レースシムにおける「クリップ現象」といわれる
状態が軽減されて、タイヤのグリップ情報を
広く細かく表現できるので今までご紹介してきた
ハンコンと比べると格段に手に伝わるFFBの質が変化します。
iRacingのステアリングトルクのテレメトリーデータです
車両はポルシェ992Cupです。

最小値・最大値が30Nmのトルクグラフになっています。

ステアリングの最大値のトルクが強いと
このように、表現の幅が広がります。

赤線が20Nmのラインになっていますが
もし、10Nmしか出せないハンコンであれば
この半分のラインのときにハンドルが1番重たくなり

プレイしている感覚としては
「これが限界のグリップ」という
状態になってしまいます。


高トルク出せるハンコンの方が実際の負荷に近い
表現をすることができ、タイヤのグリップ感を正確に把握する事ができます。

SimuCubeのメリット

・CSL DD に比べてトルクが強く、表現がこまかい
(私はCSL DDを使用していないので実際はわかりませんが
比較をするとやはりモーターの機種の側面や値段の差は
しっかりあるようです。)

長期的に使用する事ができ、上位機種が現状ないため
 満足感を得やすい

SimuCubeのデメリット

  1. 価格が高い
  2. PC専用のハンコンである
  3. FFBの設定が細かく設定できる故に自分に合う設定や
    レースシムそれぞれに合う正確な設定を出すまでに時間がかかる
  4. ソフトによってはPCソフトでも対応しないことがある

 

Fanatec DD1 or DD2


Fanatecが最初に出した
高トルクダイレクトドライブです。
SimuCube同じようにトルクの違いで
DD1とDD2が用意されています。

Fanatecが棲み分けとしてはDD2は
シミュレーターショップなどの法人用途
実際にレースを行う方に向けてのトレーニング用との事
DD1は 最大 17Nm
DD2は 最大 25Nm

メリット

  1. Fanatec製のステアリングを使えるので、汎用性がある
  2. 現状はDD1 for PS4対応版も存在している(海外版限定)
  3. リセールが安定しているので乗り換えするときも良い
  4. Fanatecが標準でシムに応じて設定を出しているので
    設定が難しい問題が少し軽減される
  5. 基本的にすべてのシムに対応をしてくれている
  6. 5年保証

 

デメリット

  1. SimuCubeの存在を知ってしまうとSimucubeは欲しくなる
    SimuCubeとはモーターの種類が異なるためFFBの感触が少し異なるらしい

  2. Fanatec製品はシフターなどを買った経験者からすると
    壊れるイメージがあるらしいので、高価なものに手を出しづらい。
    私個人としては過去にポルシェステアリング

    F1ステアリングを保有していましたがそんな印象はありません。

 

なにかショールーム的な施設はないのか?と思っているあなたへ

このような書き方をしてしまっては怒られるかもしれませんが
高価なステアリングコントローラー
特にFanatecからは実際に触って感触を確かめて
購入したいと思う方もいると思います。

レース経験もまったくない私が
ダイレクトドライブを知ったきっかけは
東京バーチャルサーキットという施設でした。

塾長からすると
完全に冷やかしのガキンチョだったことでしょう笑
当時と場所が移転してしまっていますが
ゲームからシミュレーターとして取り組もうと
本気で感じたからこそ
SimuCubeやiRacingで今も楽しめていると感じます。

当時は19歳で主に
グランツーリスモとアセットコルサでしか遊んでいません。
当時はiRacingもやっていませんでした。
でも、体験できる施設を知ることで
私のように「これに決めた!」という凄さを実感するのも
良いと思います。

ダイレクトドライブを体験できるシミュレーターショップ

  1. DDR秋葉原店
  2. 東京バーチャルサーキット
  3. 130R YOKOHAMA
  4. 130R FUKUOKA
  5. RED TOKYO TOWER ※9/27追記
    ↑各方面の最高の環境が楽しめる施設ができました!

この中で気軽に足を運べるのは
DDRさん + 
RED TOKYO TOWER 

なのでDDRさんがおすすめです。

DDRさんは現在、Fanatec DD2 が設置されているので
体験をするにはすごく良い施設です。

他の2店のシミュレーターショップは
ハンコンや設備を体験したいという感覚で行くには
少々芝居高いのが現状です

実車で本格的にタイムを出すために
【正しい走り方】を知りたい方におすすめです。

【総評】私が今、0からハンコンを買うとしたら何を選ぶか?

ここまで、読んでいただきありがとうございます。
多数の商品をお伝えしましたが、これに決めた!
というきっかけになってくれたら嬉しいです。

もし、ハンコンを持っていなくて
今から導入をするとしたら何を買うかと言われたら
私は迷わず「CSL DD」と断言します。

実際に触ったことはありませんが
少なくとも現段階で最もコストパフォーマンスに
優れていて、汎用性も高い事が最大の利点に感じます。
別途、ハンドル、シフター、ペダルなどを
揃えるには少々高額にななりますが
後悔しない選択になると確信しています。

ダイレクトドライブを知ってしまったら・・・・・ね!
もう、戻れません。

19歳くらいの時、T500RSが最強!!と思いながら
東京バーチャルサーキットにふらっと遊びに行きました。

そこで人生初のダイレクトドライブを
体験しちゃったときの感動と絶望は今でも忘れられません笑
「CSL DD」圧倒的にコストパフォーマンスが良い製品だと
すごく思いますし、選択肢が今では広がって
「うやましいな」って素直に思います。

今後、FWアップデートやオプション品を使うことで
PlayStationに対応をするとなれば
万能な機種であると思います。

少し値段が張る買い物になるかもしれませんが
これのためなら学生時代もしっかりお金を貯めて
いたかもしれません笑

「3万円貯めたけど、G27を少し我慢してCSL DD!」
そんな感じです笑

私は今、「SimuCube 1 」を使用して満足しています。
PlayStationをやらない決めていないと
そう簡単には手が出せないというのが
ダイレクトドライブの現状の課題かもしれません。
(グランツーリスモ7めっちゃやりたい)

経歴としては
「G27」→「T500RS」→「SimuCube1」と使ってきて
現在も長期に渡って使用しています。

この記事を書いていて全く使った経験がない物
シミュレーターショップで数回走行した機種を
掲載するのは正直、抵抗感がありましたが
時代も変化して、進化した製品を目の当たりにしても
自身が選んで使用していた機種は
そのときにおいては、すごくコスパが良かったと思っています。

質を重視したいけど
予算がやっぱり決め手になるのでは?と思い
私の今回の記事では性能の紹介はそこそこに
経験をお伝えできればと思いこのような形になりました。

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